不妊治療は男性が原因の場合もある

不妊治療は2022年4月から保険適用になりました。体外受精やタイミング法など、詳しくは厚生労働省のWebページでご確認ください。おそらくこの記事を見られる方は、不妊治療や専門病院に行くかどうか迷われているかと思いますが、時間は待ってくれません。お互い夫婦で年齢を重ねていくごとに妊娠確率は下がっていくことを理解してください。この記事では実際に男性の私が、産婦人科医院(採精室ない)と不妊治療専門病院(採精室あり)を体験したこと交えてお話しします。

精子の品質を数値化されるまで

産婦人科医・不妊治療専門病院でも、血液検査から始まり一般的な問診後に禁欲日を指定され次回の来院予約をします。

採精室がない場合

精子を採取する容器に、精子を入れて病院に持参します。精子は暑いのも寒いのもダメでなるべく一定の温度をキープするのが望ましいのも面倒くさいです。また、提出時間を指定もされるため、採取後の時間も逆算する必要があります。なるべく、家から遠い病院は避けたほうがいいかもしれません。私の場合、少し寒い時期だったため、採取後にタオルで保温して保冷のアルミバックに入れて病院に持参しました。

採精室がある場合

精子を採取する容器に、精子を入れて院内に提出します。精子を持参する手間がないのでラクです。病院によってコンセプトが違うのかもしれませんが、私が通院していた専門病院の採精室は個室ビデオ店っぽくなっていました。用意はされていますが、自分の好みなものをスマートフォンやタブレットなどに入れて持っていくのがよいです。私が下手くそなだけかもしれませんが、直接容器に精子を入れるのが難しく、精子に手など触れないように注意を払うことがかなり面倒くさいです。

精子の品質を数値化されたあと

精液検査後、「WHO(世界保険機関)が定める最低基準値」と結果を比較しながら医師から説明を受けます「精液量」「総精子数」「精子濃度」「運動率」など。全て大事な項目ですが、特に重要視されたのが「運動率=あなたの精子はどれくらい元気なのか?」です。元気がないと受精する確率もぐーんと下がってしまうみたいです。私の場合は「運動率」が最低基準値以下で、運動率が低下する明確な理由がまだわからないため「まず生活習慣を見直しましょう」から始まりました。

私が実践したこと

  • ボクサーパンツからトランクスに変えた。(精巣付近に熱をこもらせないため)
  • 長時間座らないように気をつけた。
  • 亜鉛サプリメントを飲み始めた。(長期間を考慮して安価タイプ)
  • ウォーキングをとりいれた。(運動不足・ストレス解消のため)
    ⇒いきなり長時間歩いても続かないため、約20~30分程度でほぼ毎日歩いた。

私は喫煙・飲酒はしていないので、わかりませんがタバコもお酒も好きだったら、少し我慢していたかなと思います。実際のところ、運動率に劇的な改善は見られずにWHOが定める最低基準値を行ったり来たりって感じでしたが、他の数値は前回値よりも良い結果になっていることが多かったので効果はあったのかなーと思います。運動率が低下していた理由は「ストレス」と「運動不足」ではないかなーと思います。私の場合は「運動率が基準値低下」でしたが、もしかしたら想定外の結果で、落ち込むかもしれませんが、結果を受け入れて、医師と妻と次のステップに進んでください。

さいごに

私たち夫婦の場合は、お互い年齢(30代半ば)のこともあるので子供を授かるために不妊治療を行っていました。最初は妻側から色々な検査を行い結果はオールグリーン。じゃあ、夫側に問題があるのでは?から不妊治療を開始しました。結果は上記にも記載の通り「精子の運動率」が悪い判定でした。もしかして「子供が出来ないのは私のせい?」と色々悩んでショックを受け、少しでも改善出来るところからと思い実行しました。その成果もあったのか?たまたまなのか?わかりませんが、奇跡的に自然妊娠として子供を授かることが出来ました。あきらめずに継続していれば、いつか報われるときがくるのかもしれませんね。

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