35歳で男性育休を1年間取得した率直な感想です

2022年7月に娘が誕生してから、1年間の育休も終了、先日から無事仕事に復職しております。

1年間の仕事に対するブランクは大きいですが、それ以上に充実した家族時間を過ごす事ができます。

少しずつ男性・パパの育休は世間的に広まってきていますが、まだまだ取得率は低いのが現状です。今後、“男性育休取得”を検討されているパパや、取得するにあたり不安や心配を抱えているパパに向けて、1年間男性育休を取得し体験した私が感想とメリットやデメリットなどをお話ししていきますので、参考にしていただければ幸いです。また、私が推奨する男性のおすすめの育休期間もお伝えしていきます。

男性育休を取得してみて

うさもん

男性で1年間育休をとった人の感想を聞きたい!

りょー

率直に育休を取得してよかったです。家族時間が増え・子どもの成長姿を見届けられる楽しさがあります。ただ、育休取得期間のブランクをどれくらいで取り戻せるのか?という不安はあります。

結論から、デメリットは「育休期間中の仕事に対するブランクを埋める努力」は必要ですが、それ以上のメリットがあります。「パパが育休を取ることでママの負担が大幅に減ります」「子どもの成長姿を常に確認できることでさらに愛しくなります」「家族の絆が深まります」他にも辛いことや楽しいことをママと共有できるのも男性育休の醍醐味です。他にも、大きなメリットがあり、お互い育児を通して成長することで生まれるものがあります。ママが「パパに1人で育児を安心して任せられるようになること」です。オムツ替えるのも、着替えるのも、ミルクを作る・飲ませるのも、食事(離乳食)を作る・食べさせるのも、入浴するのも、寝かしつけるのも、ノウハウを共有してるからこそママは安心して任せられるようになります。

パパママ男性育休を取得を検討されているパパや育休取得を推進している会社にいるパパはぜひ取得してください。ぶっちゃけ、仕事はあなたがいなくなっても(社長などの一部の例外は除きます)他の人が回します。ですが、ママ・子どものパパはあなたしかいません、代わりはいません。もしかすると、同じような考え方を持ったパパがいるかもしれませんが「自分が育休を取ることによって職場の人に負担が増えて迷惑をかけてしまうのではないか?」と。もちろん、急に(1週間前とか)育休を申告するのは迷惑をかけてしまいますが、計画性を持って早め(遅くても3ヶ月前)に動き始めることで、会社によっては人員調整や仕事量を少しずつ減らしてくれるかもしれません。職場の人に準備期間を与えることで最小限の迷惑で済むはずです。私の場合は、出産予定日から約4ヶ月前に会社へ育休取得することを申告しました。

男性のオススメ育休期間

個人的な見解ですが、1年間取得出来るなら1年間取得することをオススメします。ただ、男性が育休を取得するのには“会社・仕事面や人間関係“などの高いハードルをクリアしなければならないのも事実です。4つの推奨ポイントがありますので、下記の画像を確認しながら参考にしてください。

【画像元:ミキハウス 公式Webより】

【育休取得を検討されているパパは最低1ヶ月からを目安に】
🔴1ヶ月(新生児期)
→ママも初めてだらけです、パパも育児・家事のことを分担して協力して行きましょう。
 ここの1ヶ月を取得するだけでも、ママの負担は大幅に減ります。
🟣3ヶ月(首すわり時期)
→首がすわり始めると、首と頭の位置を気にする必要がなくなりますので、育児が少しラクになります。少しずつ生活リズムや生活サイクルが生まれ、少しずつ育児になれてくるころです。
🟢6ヶ月(腰すわり時期)
→腰がすわり始めるころには、生活リズムや生活サイクルが出来上がって育児になれてくるころです。

【個人的な見解】
1年間取得できないパパへのオススメ育休期間は、生活リズムや生活サイクルが安定してくる6ヶ月です。大きな理由は2点あります。
①育休中の給付金が、7ヶ月目から67%→50%に下がるタイミングだから。
 会社によっては半期分のボーナスにも影響がありそう。
②6ヶ月なら、ブランク期間も短く通常業務に戻れるのも時間はかからなさそうだから。

仕事復職してみての感想

現在、復職(営業職)して数日しか経過しておりませんが、感想等を記載します。(1つの例として参考にしてください)

約1年ぶりの復職初日は緊張しました。職場の雰囲気は育休入る前と比べて大きな変化はなく「おかえりなさい」ムードで職場の人たちは出迎えてくれました。私からは「1年間ありがとうございました」とだけ感謝の意を伝えました。(特に差し入れとかは用意していません)会社は私のリハビリ期間として約2ー3ヶ月は少なめに仕事量を振り分けするといった感じでした。

復職後は社内・社外の人たちから、言われたのは「戻ってこないと思った」「既に辞めて転職したと思った」のご意見がとても多かったです。私自身も、育休入る前は転職活動や資格取得する為の勉強時間など確保出来ると思っていましたが、毎日の不慣れな育児に全力投球していたことで、仕事のことや頭に育児以外の新しい知識を入れようとは思いませんでした。なので、今のところ「転職」については考えておりませんが、今後仕事の影響でワーク・ライフ・バランスが崩れていくようであれば妻と相談して働き方について決めていこうと思います。

まとめ

率直に育休を1年間取得してよかったです。家族時間が増え・子どもの成長姿を見届けられる楽しさがありました。ただ、パパ育休から仕事に無事復職出来るのか?という不安を覚える方も多いかと思います。私の場合は、仕事面では育休取得前の状況に戻すのに数週間かかると思っております。(頭ではやり方はわかっているが、動作がついてこないなど。)あとは、娘の顔を見るために、1分でも早く帰れるように色々と仕事量の調整はしております。家庭面では、妻が育児と家事を全面的にサポートしている状況です。仮に妻も仕事をしたいといった場合のご家庭もあるかと思います、そんな時は家族会議は必要不可欠かなと思います。育児のことや家族分担のことなどをぜひ話しあってください。

また次のお話しで。

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