授乳中でも飲める使える花粉症の安全な市販薬とは?

ママ育児お疲れさまです。“春の季節”になると、花粉症で辛い方にとっては試練の数ヶ月ですよね。『授乳中は花粉症の薬は飲めない?目薬や点鼻薬は使えない?やめておいたほうがよい?』って問題を抱えている病院に行きたくても行けないママへ授乳中でも安全と考えられている市販薬まとめてみました。

「読む!時間がないよー」という方もいらっしゃると思いますので結論から。

【参考Webサイト】国立成育医療研究センター 『授乳中のQ&Aより』『授乳中に安全に使用できると考えられる薬』より。

市販薬を中心に乗り切ろうと考えてる方は、基本「点眼薬・点鼻薬」で花粉時期を切り抜けたほうがママとしては安心感があるかもしれません。※点眼薬と点鼻薬を併用する際は「眠気などがあらわれることがある」という注意記載があるかもしれませんので、お薬の説明書は必ず確認してくださいね。

「飲み薬」授乳中でも安全と考えられている「アレグラ/久光製薬」「クラリチン/大正製薬」を使用するようにしましょう。それ以外の市販薬を使用する場合は緊急時以外は使用を避けて「母乳育児の知識がある産婦人科」に受診して相談することをオススメいたします。理由は、母乳育児の知識がない耳鼻科や内科を相談・受診しても医師から「授乳中に飲めるお薬はありません」や「内服中は授乳をやめてください」と言われるケースを防ぐためです。また、直接医師から「飲んでも大丈夫ですよ」と言われるだけでも安心感があります。

(1)市販で買える「点眼薬・点鼻薬」は母乳移行する薬の量はごくわずかで、赤ちゃんに影響する可能性は低いとされていますので、「ご自分にあった点眼薬・点鼻薬を使用しても大丈夫」なようです。ただ、商品によっては「授乳中の人は使用を避ける」という記載が不安な方に「授乳中の人は使用を避ける」記載がない点眼薬と点鼻薬を各2商品ご紹介いたします。

(2)市販で買える「飲み薬」は『アレグラ/久光製薬』『クラリチン/大正製薬』が母乳移行する薬の量が少ないとの研究結果があるようで、安全に使用できる飲み薬であると考えられているようです。

【※重要】有効成分濃度が高い点眼薬・点鼻薬・飲み薬には使用条件に「授乳中の人は使用を避ける」という記載があります。製薬会社が商品として売り出す段階で、動物実験などを行い母乳への移行が確認されると「授乳中の人は使用を避ける」という記載をするルールがあります。点眼薬・点鼻薬は直接目と鼻に作用する以外で全身に吸収される量はさらに少なくなるため、授乳に影響する可能性は低いとされています。飲み薬に関しても同じ考えですが、点眼薬・点鼻薬よりは体内で吸収されるので全身に吸収される量が多くなりますが、赤ちゃんに影響を及ぼすほどの量ではないとされています。

赤ちゃんへの移行を少しでも減らすのであれば、点眼薬や点鼻薬を基本的に用量・用法を守って使用しましょう。飲み薬を使用される方であれば、授乳直後に服用するようにして薬の影響を減らしましょう。

「授乳中はお薬は飲めない・飲みたくない」と思っているママは多いと思います。ずっと健康なら問題ないですが、授乳中だって風邪もひくし花粉症にもなるし色々な身体の不調に見舞われることだってあります。そんなときは、授乳中だからって辛いのを我慢しなくてもいいのかなって思います。内服薬を処方してもらうような症状の場合は少し注意が必要で、母乳育児に強くない病院で薬を処方してもらった場合「内服中は授乳をやめてください」もしくは「授乳中に出せるお薬はありません」と言われることもあるでしょう。なぜなのか?『授乳中安全に使用できると考えられる薬/国立成育医療研究センターより』が答えです。「授乳中安全に使用できると考えられる薬」であって完全に安全性を証明されているわけではありません。母乳育児の知識がない医師は、製薬会社の説明通りの処方するしかないためです。敬遠したり服用中の授乳制限をするのかもしれません。

市販薬を中心に乗り切ろうと考えている方の基本は「点眼薬・点鼻薬」で対処することが望ましいです。すでに知っている知識かもしれませんが、「鼻の中の粘膜」と「目の周りの粘膜」にワセリンを塗りつけるのもオススメです。花粉が粘膜を刺激するのを防ぐことが出来るので、花粉症が少しやわらぎます。

少しでも不安を感じたら、母乳育児に強い産婦人科に相談(授乳状況や赤ちゃんの状況を伝えて判断してもらうため)するようにして医師からアドバイスをもらいましょう。

補足説明(引用文)

授乳中に「花粉症の薬は使えないのでは?」と心配になる方も多いですが、実はほとんどすべての薬で問題なく使うことができます。ですが、病院や薬局では授乳をやめるように言われることがあります。

なぜかというと製薬会社の添付文章に、「授乳は避けること」とされているからです。動物実験で母乳への移行が確認されると、「授乳は避けること」と記載をせざるを得なくなります。ですが多くのお薬で、お母さんが薬を飲んで母乳に移行してしまうのはごくわずかです。人での有害な報告は、明確なものはありません。

妊娠の場合と同様で、赤ちゃんへの移行を少しでも減らすのであれば、点鼻薬や点眼薬を使っていくことが望ましいです。飲み薬の抗ヒスタミン薬も大きな問題はありませんが、お母さんの眠気が強くなるような薬は少し注意が必要です。赤ちゃんに薬がいってしまうと、赤ちゃんも眠くなってしまいます。すると、元気がなくなって栄養が不足してしまいます。夜泣きが減って楽になったら注意してくださいね。

第二世代といわれるクラリチンやアレグラは眠気が少ないですし、母乳への移行も極めて少ないので、授乳中に使いやすいです。

ですがこれらの薬ですら、添付文章も「授乳は避けること」とされています。授乳直後に服薬するようにして、できるだけ薬の影響を減らすようにしましょう。

【引用Webサイト:元住吉こころみクリニック】

また次のお話しで。

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