出産日までの記録④終~私が父親になるまで~

出産日までの記録③の続きになります。お時間に余裕があるようでしたら、
ぜひ最初の出産日までの記録①からお読みいただけると幸いです。

父親になる思いを記録しました④

今日、ついに我が子が誕生する日がやってきました。就寝しようと何度かトライしたけど、不安と緊張のあまり上手に眠りにつくことが出来ませんでしたので、夜明け前に、近くの神社に願掛け「母子ともに健康でありますように」に行ってきました。午前中に少しなら会えるということで、手術前の妻に会いに行きました。特に用事があったわけではないですが、「不安と緊張を感じているのは私なんかよりも妻のほうではないのか」と思ったからこそ、少しでもリラックスしてもらいたくて会いに行きました。アクリルパーテションごしのところまで、大きいお腹をした妻がのっそりのっそりと歩いてきました。この姿を見るのも今日で見納めかーと思いつつ。手術前ということもあり、短い時間でしたがとても元気そうな妻に一目会えただけでもよかったです。その後は、妻からのLINEで「赤ちゃんの心音」動画や手術開始時間や今の状況など随時連絡がありました。ついに、妻から「先生に呼ばれた、行ってきます!」というメッセージから、私の感情は緊張と不安であふれそうでした。その頃、私は義父母といっしょにリビングルームで待機をしていました。義父母も不安だったと思いますが、私に色々と会話をしてくださるなどの気遣いをたくさんしていただきました。時間が経過するにつれ不安の気持ちが大きくなり始めた頃、妻の行ってきますから約1時間40分後に総合病院から私のスマホに電話がなりました。私は「え?電話ってどうとるんだっけ?」と一瞬混乱しながら深呼吸して応答を押しました。Y先生から最初に夫さんの電話で間違いないですか?から、「夫さん、おめでとうございます。元気な女の子が産まれましたよ!」から、私「Y先生、ありがとうございます、嬉しいです」「それで、妻の容態はどうなのでしょうか?」からY先生「奥様も少し酸素量が足りてない状況ではありますが、次第に回復しますので、あまり心配しなくてもいいですよ」とのことでした。それを聞いた途端に、不安な気持ちと緊張の糸がふっと切れ安心しました。いっしょに電話で聞いていた義父母も同じ思いだったと思います。妻は私たちの子供の「産声を聞く」ことが出来たのかな?本当に本当にお疲れさまでした。今日はお互いにゆっくり休みましょう。会うことは少し先にはなるけど、早く会って抱きしめたいなー。

今日から、家族が1人増え父親になることができました。

また次のお話しで。

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