夫も産後うつになるんです

パパママ育児お疲れさまです。「産後うつ」「マタニティブルー」は、社会問題になっています。産後入院中や赤ちゃんの各健診時にママに対する「産後うつチェックリスト」が活用され、早期発見、早期治療に貢献しています。しかし「男性の産後うつ」少しずつ言葉としては認識されてきているのかもしれませんが、まだまだ社会的にパパに対するアプローチは弱く、自己申告をしなければならないのが現状です。また、ストレスの付き合い方がうまくないパパはすでに“心理的ストレス“から“うつ病”になりつつあるのかもしれません。

「男性の産後うつ」近年の研究では、周産期は男性も8.4%、約11人に1人の確率で産後うつになることが明らかになっています。

【参考Web:父親の産前・産後のうつの実態とその支援:医学会新聞より/2021年】

寝てほしいときに寝てくれない。ミルクを作ってあげても飲まない。抱っこしても泣き続ける。オムツを交換しても泣き続けるなど。「なんで泣いてるの?わからないよ!」って泣きたいのはパパママですよね。「もう限界、休ませて!」ってときにも、赤ちゃん側からはなんの配慮もなく泣きたいときに泣きます。子どもが生まれる前に思い描いていたライフスタイルとはかけ離れていませんか?全く予測・想像もしていなかったことが起きるのが子育ての難しさなのかもしれません。

りょー

娘が生まれてから、生活環境の変化に慣れ始めたのが約3ヶ月ぐらいからでした。

パパの産後うつはどんな症状があるのか?

うつの代表的な症状「不快気分」「気力の低下」などは、パパママともに共通みたいです。しかしパパの場合は、ママと比較して「怒り」「苛立ち」「衝動コントロール困難:急に怒鳴ったり・人に危害を加えようとする・他」などの形で症状が現れやすい傾向があるみたいです。

発症時期にもパパママの差が見られます。ママの産後うつは出産3ヶ月以内が発症ピークですが、パパの産後うつは、出産の3~6ヶ月後が最も発症率の高い時期になります。

りょー

私の場合は、育休を取得していた為、妻と同じ出産3ヶ月以内がピークだったと感じています。仮に育休を取得せず、仕事と育児を両立していた場合、出産3~6ヶ月がピークであることに納得ができます。理由としては、仕事をすると子どもと過ごす時間が短いので少しずつ色々な思いが蓄積されていくというイメージです。

なぜ?パパが産後うつになるのか?

昔より、育児に協力的なパパが増えママ同様に「パパだからこうでなくてはいけない!」「自分はママと同じぐらいがんばって育児に参加するべき!」「自分は家族の前で弱音を吐くべきではない!」などの思い込みから発症することが多いと言われています。他にも、産後うつになりそうなママの影響をダイレクトに受けてしまうことも考えられます。ママのことも、子どものことも一家の大黒柱である自分が守り抜いていかなくてはならないという重圧っていかほどでしょうか。

りょー

パパにも色々な思いがあります。

パパの産後うつは理解されにくい?

パパの産後うつは理解されにくいのが問題点なのかなと思います。「男なんだからしっかりしろよ!」と一喝されちゃったりパパも「自分は男だから産後うつなんかなるわけがない!」と気づかないパターンもあります。その為、自分では気づかないうちに症状が重くなってから病院に行くというケースが多いみたいです。男が泣いたら恥ずかしいとか思わないでほしいです。赤ちゃんにしても、ママにしても「え?なんでそこで泣く?」ということで泣きますよね。パパだって突然泣き出したっていいんですよ。「私、いま精神的に辛いです!」って言えて話しできる環境作りは整えたほうがよいと思います。

りょー

私も感情が高ぶって泣きたい時がありました。今振り返ってみると、生後1~3ヶ月は辛くて涙がこぼれていた場面もあったと思います。

パパの産後うつを減らすためには?

“産後うつ“を減らすためには、やっぱり色々な人と会話をすることなのかなと思います。出生届を提出した時に、色々と資料をもらったと思いますが、役所には子どものことやパパママのアフターケアをする部署があります。その部署には保健師さんやベテランのアドバイザーがいますのでぜひ活用してみてください。他にも、少しずつ外出ができるようになったら、地域で行っているイベントにも参加してみてください。専門の方に、子どもや家庭状況のことで困っていることを話しをするだけでも心に余裕が生まれると思います。夫婦だけで全部解決できることは理想ですが、周りには子育てに関するプロの方がたくさんいますので、ドンドン周りを頼って“産後うつ“をためない生活をしていきましょう。

さいごに

ママの産後うつも、ママだけの問題ではないし、パパの産後うつも、パパだけの問題ではありません。夫婦で、家族で一緒に乗り越えていこうっていう姿勢で産後うつにならない生活を送っていく必要があります。少しでも“うつ“かも?って感じるときがあったらドンドン周りを頼ってください。周りに頼るのもなーという屈強なパパは思い切って泣くと気持ちがスッキリするので効果的ですよ。

また次のお話しで。

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