新生児期からパパ・ママの抱っこで泣くことがある

「ママが抱っこすると落ち着いて眠るのに、パパが抱っこしたらなんで泣くの?」「パパが抱っこすると落ち着いて眠るのに、ママが抱っこしたらなんで泣くの?」他にも、「ばあちゃんやじいちゃんに抱っこされたほうが、落ち着くケースもあるかもしれません」もしかして、私は赤ちゃんに嫌われているのでは?とか、パパママとして認めてもらえてないのでは?という悩みを抱えるかた、私の体験談を交えてお話しします。

抱っこのしかたを変えてみよう

はじめて抱っこする新生児、とても小さくてフニャっとしてます。首を支えることやどう扱っていいのかがわからないからこそ、どうしてもパパママの支える両手に余計な力が入ってしまいます。ぎこちない抱っこは赤ちゃんにとって当然居心地が悪いです。助産師さんから新生児訪問時に受けたアドバイスがあります。それが、「赤ちゃんも個性がありますから、もちろん抱っこの好みもありますよ」とのことです。まだまだ、何も考えていなさそうな月齢の低い赤ちゃんでも抱かれ方の好みがあるようです。
「頭の向きを変えてみる」「身体を支える角度を変えてみる」「首を支える角度を変えてみる」などのちょっとした変化や「よこ抱っこよりも、たて抱っこが好き」「ぎゅっと強めの抱っこが好き」「お腹にいた頃の背中を丸めた横向きの姿勢が好き」「心臓の音を聞かせるように抱っこしてみる」などの変化で落ち着く場合もあるかもしれません。赤ちゃんは、パパママを嫌いという反応を示しているわけではなく、単に自分の好きな抱っこのしかたを選んでいるのかもしれません。最初から、上手に抱っこできる人はなかなかいません、パパママの工夫で赤ちゃんの好みにあった抱っこのしかたをいっしょに見つけてみてください。

おっぱい匂いがするのに抱っこだけ

赤ちゃんは視力が弱い分、嗅覚がとても鋭いそうです。生きるために必要な「母乳=食事」を嗅ぎわけているのかもしれません。ママが抱っこすると、ふんわりと大好きな母乳のにおいがします。新生児期は満腹中枢が発達していないため、お腹がいっぱいであっても母乳を求めるため、泣きますひたすら泣きます。自分はいま眠いのか?お腹が空いているのか?母乳を飲んで安心したいのか?わけがわからずに泣いてるかもしれませんね。一度にたくさんの量が飲めず、何回も飲ませてもらう必要がある時期は、赤ちゃんが母乳の匂いを感じるたびに泣いて、ママの注意をひきつけ、母乳を飲ませてもらうようにできている気がします。

私たちの娘の場合(パパ抱っこのことなど)

パパの抱っこで、泣きやむことは本当に少なかったです。単に抱っこが下手くそで娘の居心地が悪くて泣いていたのでは?と思います。ただ、抱っこが下手くそでも、ママに短い時間でしたが休息をプレゼントすることが出来ていたのでは?と自負しています。また、抱っこして寝かしつけるよりも母乳をあげて寝かしつけることが多かったのもあります。何をどう対処しても泣きやまない日が、私たちにもありました。「深夜から明け方にかけて」が結構多く、「暑い」「寒い」などの気温差で泣かれると、正直お手上げですが、1つだけ何となく理解することができたのがありました。母乳を飲みすぎてお腹が張って気持ち悪くて泣いていたのでは?と。(娘は、飲んでも吐くことが少なかったこともあり、娘が求めるだけ母乳を与える生活をしていました)母乳を消化してもらうためには、時間が経過するぐらいしか方法がないので、申し訳ない気持ちで落ち着くまで泣いてもらいました。

また、仰向け寝で寝なくなった時、うつ伏せ寝を好みました。よく言われる「背中スイッチ」が頻繁に発動していました。乳幼児突然死症候群のリスクを承知で限定的に、夫婦の睡眠時間を確保するために実行していました。それが、パパ(私)のお腹のうえでうつ伏せ寝をしてもらうことです。ちょっとした動きで赤ちゃんが落ちるかもしれませんし、お腹の上につねに重さを感じますので身体を痛める可能性もあるのと、呼吸音が小さいので呼吸が止まってないか不安になる場面も結構あったので、正直推奨はしません。ずっとお腹のうえでうつ伏せ寝をしていたわけではなく、助産師さんのアドバイスより、「おくるみ」を利用して「背中スイッチ」の対策をしたところ、娘の場合はこれが見事にはまってくれました。商品として売っているものではなく、薄いガーゼ(バスタオルサイズ)を使用して赤ちゃんを優しく“基本巻き“スタイルで対応していました。

さいごに

生まれたばかりの赤ちゃんの脳は未完成で、神経細胞はまばらにしかつながっていません。手足も自分の意思では、十分に動かせないため赤ちゃんは生きるために工夫して、パパママに必死に泣いて伝えようとしています。抱っこしていて泣かれるのはとても辛いけれど、赤ちゃんは決してパパママが嫌いで泣いているわけではないことがわかれば、なんとか乗りきれそうな気がしてきますね。

また次のお話しで。

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